本数の少ない最先端のインプラント治療法 All on 4
今まで総入れ歯の方にインプラント治療を行う場合、特に上顎では骨移植が必要になることが多く、また8〜14本のインプラントを埋め込むのが一般的でした。そのため手術時間が長くなり、術後の腫れや痛みもひどく費用もかさみました。実際20年前私が在籍した名大口腔外科では全身麻酔で手術、二週間入院でした。
現在では奥のインプラントを骨のある部分に斜めに埋め込み、4〜6本のインプラントをバランスよく配置することにより力を分散させ12本の歯を支えることが可能になりました。
そしてこれらのインプラントがある一定以上の大きな力で骨と固定させることができればそのまま仮歯を装着して機能させても大丈夫なことがわかってきました。本数が少なく大掛かりな手術を必要としないので患者さんの苦痛は最小限で済み、費用も抑えられます。この新しいインプラント治療法がAll on 4 です。
篠田デンタルクリニックでは2006年より積極的にこの治療法に取り組んでおり、これまで上顎9例下顎7例と東海地区で有数の実績があります。
注)顎の骨の状態によってはインプラントの本数が多くなることもあります。また下顎ではほとんどの場合インプラントを骨と強い力で固定することができ、その日のうちに仮歯を装着することができますが、上顎では骨の質が弱く強い力で固定することができないこともあります。その場合は従来どおり4〜6ヶ月インプラントが骨とくっつくのを待って歯をつくります。
また前歯1〜2本、小臼歯1〜2本の欠損も手術した日に仮歯が入ります。
|