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糖尿病と歯科治療

≪糖尿病の方が歯科治療を受けるために≫

 糖尿病の方が歯科治療を受けるにあたって大事なのは、血糖値が良好にコントロールされているかどうかということです。 コントロールの指標は変動の激しい血糖値(正常値80−120mg/dl)より過去1〜2ヶ月間の血糖レベルと相関する糖化ヘモグロビン(基準値4.3〜5.8%)を重要視すべきです。 コントロールが良好ならたとえインスリン注射をしていても、ほとんど問題なく歯科治療を受けられます。

 ただ、インスリン注射をしたり、血統降下剤を飲んでいる方は昼食前や夕食前の空腹時の治療は低血糖発作が起きやすいので避けるべきです。朝、注射をしたり、薬を飲んだ後、十分な朝食を摂って1−3時間以内、すなわち午前の早い時間に治療を受けるよう予約してください。

 歯科治療を受けるときには念のため缶ジュースや角砂糖を持っていくと安心できます。 治療中に汗が出てきたり、ボーっとしたりしてくれば低血糖発作の危険がありますので、すぐにジュースや角砂糖を摂ってください。

 血糖値のコントロールが不良の方、すなわち高血糖の方は歯科治療を見合せた方が無難でしょう。 血糖値が400mg/dl以上で痛みが強く緊急性のある場合はまず内科医を受診し、インスリンで血糖値を下げてもらってから歯科を受診し、その旨を歯科医にはっきり伝えましょう。

 高血糖状態の方は通常の歯科治療によっても感染を起こしやすく、感染すると治りが悪く、糖尿病自体もさらに悪くなるので大変危険です。 治療前より抗生剤を予防投与してもらい、治療後も処置内容に応じて普通より長めに抗生剤を投与してもらい感染を予防する必要があります。 抜歯をした後などきちんと縫合してもらうと血も止まりやすく、感染しにくく、傷の治りもよくなります。

 

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