| 日本人でいびきを習慣的にかく人は2000万人以上、そのうち役10%の200万人が寝ている間に何回も、何十秒間か呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群(SAS)だといわれています。
睡眠は元気のみなもとですが長期にわたって睡眠呼吸障害が続くと高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を引き起こし、さらに心筋梗塞や脳卒中で命を落とすこともあります。 そこまで行かないにせよ、いびきをかいているのは眠りが浅い証拠で、その結果仕事の能率低下や居眠り運転事故を起こすなど、社会生活に様様な支障を来たします。
たとえば1979年のスリーマイルス島の原発事故、1986年のスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故、1989年にアラスカ沖で起きたエクソン社の大型タンカー座礁事故なども睡眠障害が引き起こしたと言われています。
またアメリカでは大きないびきのせいでベッドパートナーに嫌われ恋人にふられたり、離婚されたりすることも多いようです。 SASには呼吸そのものが停止して無呼吸となる中枢型と肥満などが原因で上気道が閉塞して起こる閉塞型(OSAS)があるが、九割以上がOSASです。
主な治療法には扁桃腺やのどの肥大した部分を外科的に切除する方法、鼻マスクをつけ機械で陽圧をかけて強制的に空気を送り込む方法(CPAP,シーパップ、死んでもこれだけは嫌という人が多い)などがありますが、上下の歯に装着するスリープスプリントが簡便でファーストチョイスとして最適でしょう。

≪いびきとは≫
仰向けに寝た場合、下顎は重力によって下方に下がっていきます。 そのため空気の通り道(気道)が狭くなって、ちょうど笛が鳴るのと同じ原理で、呼吸をすると気道が震えて音がします。これがいびきです。
| [正常な場合]
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[いびき症]
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| 気道は十分に開いています。 |
肥満で大きくなった舌が気道を塞いでしまい、呼吸が妨げられています。 |
気道が完全に塞がった状態が続くと無呼吸になります。 ひどい人は睡眠中に何十回と無呼吸が起こります。無呼吸の時間も10秒〜何10秒という長いものまでいろいろあって、いわば夜中に首を絞められて息をできなくさせられているようなものです。 |